うがい状態になる

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1. ノズル、ノズルキャップ、ヘッドアセンブリのゆるみ

ヘッドアセンブリが少しでも緩んでいると、エアーが逆流し、うがい状態となります。
まずはヘッドアセンブリを緩みなくしっかりと締め付けてください。

改善しない場合は、アセンブリがパーツ単位(ノズル、ノズルキャップ、ニードルキャップ、ヘッド)で緩んでいないかご確認ください。

2. ハンドピース各部の汚れ

■ノズルキャップやニードル先端に塗料が残っていませんか。
■ノズル先端に塗料が詰まっていませんか。ノズルが割れたり変形していませんか
■ノズルにOリングは付属していますか。割れたり劣化したりしていませんか。
■ニードルは曲がっていませんか。汚れていませんか。
※ノズルは強く締め過ぎると簡単に折れますのでご注意下さい

一度全体を分解洗浄していただく、またはノズル・ニードルを新しいものに交換していただくと解消されるケースもありますので参考にして下さい。

3.ニードルの引き代が小さくなっている

ニードルストッパー、スプリングケースを締めすぎていると、
ニードルの引き代が小さくなり、エアーが逆流する原因となります。
うがい状態になる場合は、少しだけ緩めてみてください。

また、ニードルガイドを締めすぎていると、
ニードルが締め付けられて動きが悪くなります。
こちらも少しだけ緩めてください。

4. 塗料の希釈

塗料の希釈は種類や成分によって変わります。
塗料を皿の縁につけ、少し垂れる位(大体牛乳くらいの粘度)がベストです。
目安程度ですが、 塗料1に対して溶剤が2~3の割合で希釈し、溶剤をスポイトで添加しながら、調色スティックで混ぜて濃度を微調整します。

※ラッカー系塗料などは使用前に水を入れたり、使用後に水で洗浄しようとしたりすると固まってしまいますので、くれぐれもご注意下さい。

※メタリックカラーやサーフェイサー(1200番以下)、トップコート、またアクリジョンなどの特殊な水性塗料はこちらの0.3mm口径のハンドピースと22PSIのコンプレッサーでは圧力が弱く、大きな粒が詰まりやすいのでご使用いただくには注意が必要となります。

塗料に慣れ、エアブラシをかなり使いこなされている方でなんとか吹ける、吹けないこともない、といった感じです。

希釈方法につきましては動画でも説明しておりますのでよろしければご覧ください。

5.センターずれが発生している。

センターずれはノズル基部(ノズルを取り付ける金色の部分)が曲がることにより発生します。
基部が曲がることでニードルがノズルに接触するようになり、
結果エアーの通り道が塞がって逆流を起こします。
パーツの取り外し(特にノズル、ヘッドアセンブリ)の際に力がかかると
ノズル基部が変形しやすいため、分解の際には力加減に十分お気を付けください。
ノズルセンター修正ツールもご用意しておりますので是非ご検討ください。

上記お試しいただき改善しない場合は有償にはなりますが点検・修理も承っておりますのでご希望の場合はサポートまでご連絡ください。

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