最初だけ塗料が出たものの、徐々に出なくなり、最後には全く塗料が出なくなってしまった場合は、以下のようなことが考えられます。
1. ニードルとノズルの箇所が詰まっている。
2. ニードルの位置が適切では無い。
3. ハンドピース内の通路が詰まっている。
1. ニードルまたはノズルが汚れている、詰まっている
■ニードルの汚れ
使用しているとニードルの先に塗料が溜まります。布などで塗料を除去しながら塗装してください。希釈が足りないと、常に先端が汚れます。
■ニードルキャップ、ノズルキャップ内側、ノズルの汚れ
ニードルキャップ、ノズルキャップの内側に塗料が付着し正常に噴射できないことがあります。汚れると普段通り正常な噴射が難しくなります。汚れている部分を専用の工具や綿棒などで清掃してください。
最初に希釈の足りない濃い塗料を入れた状態で使うと、いきなりノズルが詰まってしまうこともあります。買ったばかりなのに塗料が出ない場合は塗料の希釈具合及びノズルが詰まっていないかも確認して下さい。
※塗料の希釈については【7:30〜】ごろから説明しております。
2. ニードルの位置が適切でない
ニードルを1cmほど後退させた状態でトリガー操作すると塗料がかならず出る状態になります。
ハンドルを外したまま、ニードルロックナットを緩めトリガーを押し下げてエアーを吹き出しながら指でニードルを前後させてみて下さい。
この時2cm以上ニードルを後退させてしまうと塗料がハンドピース内部に漏れ出してしまいますので前後に動かすのは1cm程度に留めて下さい。初期位置の時点でニードルが後方にある場合もございますので、もし買ったばかりなのに塗料が出ない場合はまずは一度前方向にニードルを押し込んだ状態から徐々に後退させてみてください。
※ニードルの位置調整方法は【10:30〜】ごろから説明しております。
3. ハンドピース内の通路が詰まっている
以上をお試し頂き、それでも塗料が出ない場合(既に一度でも塗料を入れた状態でご使用になった状態)はノズルか本体通路に塗料やゴミなどの付着、詰まりがあると思われます。
下記動画を参考に、分解洗浄(オーバーホール)をお願い致します。
また、パーツごとにツールクリーナーでつけ置きしていただくことも有効でございます。
日々、うがい洗浄やニードル洗浄を実施していても僅かに残ってしまった塗料が固着している可能性がございます。
合わせて、メンテナンスマニュアルも作成致しましたのでご覧ください。
※メンテナンスマニュアルの閲覧には取扱説明書に記載のパスワードが必要となります。
また、弊社では有償で点検修理を承っておりますが、点検依頼のおよそ半数が洗浄不足による不調でございます。
修理事例をご紹介しておりますのでよろしければご覧ください。
<ご注意>
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